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テスラの電気トラックと日本の自動車産業

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おはようございます。最近なにかといえばお客さんに来てもらって肉を焼いているモリタシ家ですが、昨日はついに昼・夜2回のダブルヘッダーで焼肉でした、モリタシです。

 

テスラ(TSLA)が電動トラックを発表しましたね。

response.jp

 

テスラのトラック

詳しくは記事をご覧いただくとして、その特徴としては次のようなものがあげられます。

  • オートパイロットが標準装備
  • 航続距離は約800km
  • 新型の急速充電器で走行距離およそ640km分を30分間で充電できる
  • トレーラーなしのトラック単体での加速が同クラスのディーゼルトラックに比べて3倍早い
  • 荷物を最大限積んだ状態(約36トン)の場合は約6倍早い加速
  • 上り坂にも強く約5%の勾配を時速105kmで安定して登ることができる
  • ブレーキは回生ブレーキのため寿命が尽きることはほぼない
  • ディーゼルトラックとくらべ部品点数が少ないのでメンテナンスの負担が軽い

 

まず加速が従来のディーゼルトラックよりも優れているのは、電気モーターの強みを発揮しているためといえます。電気自動車は従来の内燃機関搭載の車と比べると、シフトやミッションが必要ありません。つまり簡単に言うと1速にしたまま最高速度まで対応することができるのです。


Tesla next gen Roadster red exterior shots + launching

 

またこの電動トラックにも使われている回生ブレーキは内燃機関のブレーキと違い、簡単に言うとブレーキを使うことで充電できるのです。こういったエネルギー効率の良さも電気自動車の大きな特徴です。

 

従来のディーゼルトラックにくらべてエネルギー効率に優れる電動トラック”セミ”は、燃料コストだけで100万マイル(約160万km)走るとした場合、20万ドル(約2200万円)以上節約できるそうです。

 

日本の電気代は1kWhあたり約27円なのにくらべ、一方のアメリカはテスラによると1kWhあたり約13円とのこと。アメリカの電気代が安い理由の一つに、火力発電で使用する化石燃料を輸入に頼らず自国で賄えることがあげられます。エネルギー資源に乏しい日本では発電自体のコストが嵩んでしまうのはしょうがないところでしょうね。

 

ウォルマートが早くも名乗りをあげる

このこれぞまさに次世代のトラックといえるテスラの”セミ”ですが、早くも受注を開始しているようです。

jp.reuters.com

 

今現在のテスラのチャートをみてみます。年初来です。

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9月半ばに高値をつけた後、11月に入ってからは窓を下に開けて、50日移動平均線(水色)が200日移動平均線(橙)に近づいています。

 

日本の自動車産業の行く末

先日ラジオで、世界的に電気自動車にシフトしている事が日本の自動車産業にどう影響するか、という話が流れていました。日本の産業の屋台骨とも言われる自動車産業ですが、製造部門に何らかの形で従事している人の数は80万人にも登るそうです。

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その話の中で、自動車が従来の内燃機関を積んだものから電気モーターへと変わることで、従来内燃機関の製造に携わっていた人たちが失業する可能性をとりあげていました。その数は最大40万人にも登るそうです。

 

そしてこの可能性は内燃機関だけにとどまりません。もちろん皆が皆、職を失うわけではないのでしょう。しかし記事の中でもふれていますが電気自動車の特徴として部品点数が少ない、ということがあります。シフト、ミッション関係は電気自動車には存在しません。つまり例えばエンジンを作っていた人は電気モーターの製造に移ることができるのかもしれませんが、シフトやミッションを作っていた企業、そしてその企業に部品を提供していた会社、そのまた会社に部品を提供していた会社、と枝葉のように伸びていた一群の企業・会社は、一気に仕事がなくなる可能性があるということです。

 

AIに取って代わられる仕事も取り上げられていますが、一方で業界自体が急速で急激な転換を迎えることでその波に飲まれてしまう仕事も、これから先増えていくのかもしれません。

 

ではでは、また。

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