おはようございます。昨日はお宮参りの後にお食い初めもして、皆で美味しいお弁当をいただきました、モリタシです。
前回、運用方針を変えるに至った経緯をお話しました。その記事が普段の8倍くらいの方に読んでいただくこととなり、驚いています(汗)。ありがとうございます。
今回はこれからどんな運用方針にするのか、ということがトピックです。新しい運用方針は、hiroakitさんのブログ、”ROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術”で紹介されていた”可変レバレッジド・ポートフォリオ”から「リスク大」のポートフォリオを中心に運用することにしました。詳しくは本家をご覧いただければと思います。
ROKOHOUSE式 可変レバレッジド・ポートフォリオ
このポートフォリオの特徴は、レバレッジETFを用い四半期ごとないしは半年ごとにリバランスをしていく、というものです。私が運用をしようという決め手になった理由は3つあります。
- パフォーマンスが優れている
- ETFのみでポートフォリオを組むため基本的に銘柄の研究をする必要がない
- セル・リバランスが前提なので、買い増しが頻繁にできなくても影響が少ない
パフォーマンスが優れている
前回の記事同様、バックテストを行いました。過去はなんら未来を保証しませんが、そのパフォーマンスは圧倒的です。条件は前回同様
- 期間・・・2009年〜2018年
- $40,000を最初に一括投資
- ベンチマークはVTI
- リバランスは3ヶ月毎
- 配当金は再投資
- 追加の買い増しは配当金のみ
にしています。ROKOHOUSE式 可変レバレッジド・ポートフォリオでは、リスクによって3つのパターンが説明されています。ここでは
- Portfolio 1・・・リスク大
- Portfolio 2・・・リスク中
- Portfolio 3・・・リスク小
としてテストしました。
結果は
- Portfolio 1・・・$228,730
- Portfolio 2・・・$188,190
- Portfolio 3・・・$154,358
- VTI・・・$115,294
となり、リスク大のPortfolio 1はVTIのおよそ2倍という結果になりました。値上がり率もさることながら、Sharpe Ratio=1.58、Sortino Ratio=3.09と、投資効率や下落耐性の面でもVTIよりも優れています。
頻繁なリバランスのコストを考慮していませんので実際はもう少し下がることと思います。また、私のように投資規模が小さい場合は、さらにリターンは下がることでしょう。もう一度いいますが、過去は未来を保証しません。
ただそれにしてもこの結果は、圧巻でした。
ETFのみでポートフォリオを組むため基本的に銘柄の研究をする必要がない
このポートフォリオはETFのみで構成されています。
- SPXL
- TMF
- BND
SPXLはS&P500の値動きを3倍したもの、TMFは20年を越す米国債の値動きを3倍にしたもの、BNDは米国の投資適格の高い債権全体に投資するレバレッジのかかっていないETFです。BNDについてはこんな記事も書いています。
個別株と違い、ETFは株や債券の集合体のようなものです。運用する当初、選定してしまえば年に1回ほど、内容や運用などに変化がないかチェックする程度でいいのではないかと考えています。
セル・リバランスが前提なので、頻繁に買い増しできなくても影響が少ない
”ROKOHOUSE式 可変レバレッジド・ポートフォリオ”の記事では、特にリバランスの重要性が説いてあります。それはその通りで、レバレッジをかけたETFがリスク小の場合でもポートフォリオの50%を占めるため、リバランスをすることによって適時利益確定、下落ETFの買い増しを行うことがなにより重要になります。
リーマン・ショック級の下落の際には、BND、TMFが浮き輪となりリバランスのための資金源になります。下落に強いBNDと上昇しているTMFを切り崩すことで、劇的に下がったSPXLを買い増しし、その後の景気の回復時に猛烈な上昇へとつなげることができるのです。
モリタシは1年間に$2,000前後の買い付けの資金をつくるのがやっとの状況なので、追加の資金がなくてもポートフォリオ内でリバランスをする、というスタンスでの運用でパフォーマンスが出せる運用方法は願ったり叶ったりです。ただリバランスのコストはかかります。私は最終的に現在の運用資金の50%弱となる$20,000ほどでリスク大のポートフォリオを組もうと考えていますが、このような小さな規模での運用では尚の事でしょう。
このリバランスのコストを下げるためにも、私はBND、TMFをEDV一つで代用するポートフォリオにする予定です。
ではでは、また。