おはようございます。三日前の金曜日、恐らく30年以上ぶりに動物園に行きました、モリタシです。
初めていく上の子が楽しめればいいなという目的で、家族4人で行きました。ところがもうすぐ三歳の彼には、本で目にしていたイラストと実際の動物たちがうまく結びついていなかったのか、それほどはしゃぐでもなく、終始「ぽかーん」としていた初動物園でした。
さて、終わってみれば先週のダウ平均はほとんど値動きのない一週間となりましたが、大きく下げた個別株がありました。私も以前保有していたフィリップ・モリス(PM)です。
これはフィリップ・モリスの電子タバコ、IQOSの日本における売れ行きにブレーキがかかっていることが売られた材料の一つとなったようです。IQOSの世界における売れ行き自体は伸びているものの、市場のテストとして世界に先駆けて販売された日本で、50代以上の喫煙者にうまくリーチできていないことがわかりました。
なぜ50代以上の喫煙者が重要かというと、日本における喫煙者は50代以上が4割を占めると言われており、この層が何らかの理由でIQOSへの乗り換えに積極的ではないということは、日本でのIQOSの普及に大きな障害になるからといえます。また、世界的に同じような傾向があった場合、程度の差こそあれ、相応の喫煙者が同じような理由からIQOSには乗り換えない可能性も憂慮されたものと考えられます。
そんなPMの暴落を受けて、今回はたらればの記事です。”もし連続増配かつ高配当のポートフォリオのままだったとしたら損益はどうなっていたのか”を検証します。
たらればポートフォリオの損益は
まずは売却時3月13日の株価のみ(配当除く)の損益です。
銘柄 | 買値 | 売値 | 売却時単価 | 損益 |
---|---|---|---|---|
XOM | $1,910.85 | $1,725.06 | @$74.64 | $-185.79 |
T | $2,111.99 | $2,006.74 | @$37.68 | $-105.25 |
PM | $2,044.89 | $2,043.07 | @$107.01 | $-1.82 |
PG | $1,914.38 | $1,677.84 | @$79.51 | $-236.54 |
MCD | $1,035.32 | $1,275.77 | @$158.7 | $240.45 |
KO | $979.91 | $1,026.60 | @$44.4 | $46.69 |
JNJ | $1,003.32 | $1,083.64 | @$134.78 | $80.32 |
IBM | $2,126.84 | $2,087.23 | @$159.78 | $-39.61 |
PFF | $1,988.51 | $1,925.38 | @$37.57 | $-63.13 |
BND | $1,057.16 | $1,038.25 | @$79.45 | $-18.91 |
合計 | $16,173.17 | $15,889.58 | $-283.59 |
※買値、売値は手数料込み
率にして1.7%のマイナスとなりました。
次に”もし4月20日(金)終値まで保有し売却したとしたら”の損益です。
銘柄 | 買値 | 売値 | 売却時単価 | 損益 |
---|---|---|---|---|
XOM | $1,910.85 | $1,871.00 | @$79.00 | $-39.85 |
T | $2,111.99 | $1,837.51 | @$34.67 | $-274.48 |
PM | $2,044.89 | $1,601.13 | @$84.27 | $-443.76 |
PG | $1,914.38 | $1,549.80 | @$73.80 | $-364.58 |
MCD | $1,035.32 | $1,270.16 | @$158.77 | $234.84 |
KO | $979.91 | $1,006.02 | @$43.74 | $26.11 |
JNJ | $1,003.32 | $1,013.28 | @$126.66 | $9.96 |
IBM | $2,126.84 | $1,883.70 | @$144.90 | $-243.14 |
PFF | $1,988.51 | $1,901.79 | @$37.29 | $-86.72 |
BND | $1,057.16 | $1,027.26 | @$79.02 | $-29.90 |
合計 | $16,173.17 | $14,961.65 | $-1,211.52 |
※金額は税引き前
たらればポートフォリオの損益は$-1,211.52、率にして7.49%のマイナスとなりました。
検証結果をみて思うこと
売却時の価格と比べると、XOMを除く全ての個別株、ETFが値を下げていました。金利上昇局面には弱いと言われる高配当銘柄ですので、このくらいの下げはあるのでしょう。7.49%程度のマイナスは、私が保有したままだったとしても許容範囲だったんじゃないかと考えました。
ただ隣の芝生を見てしまうとなかなか心中穏やかではいられません。ダウ平均は私が売却した3月13日から4月20日までに2.18%しか下げていませんし、上げ続けているグロース株もまだまだあります。それらと比較してしまうと・・ざわざわしただろうなぁ、と思いますね。
さて今回はこんなたらればを検証して保有していた場合の気持ちをシミュレーションしてみました。そういえば先週One Tap BuyでSPXSを1000円分買いました。
ではでは、また。