前回の記事でも触れた米国の優先株で構成されたETFであるPFFから、先日配当をいただきました。私がPFFを選んだ理由の一つでもあるのですが、PFFからは毎月配当があります。
この毎月の配当というものは、年金受給時に都合のいいタイミングなのかもしれません。米国での401kで所有されることが多いのか、米国の株アプリの中にはPFFが初期設定で401kのリストに含まれていることさえあります。
以下、ファンドの概要です。
”iシェアーズ 米国優先株式 ETF(iShares US Preferred Stock ETF)はS&P U.S. Preferred Stock Index(同インデックス)の価格および利回り実績と同等水準の投資成果を目指す。同指数の構成銘柄はニューヨーク証券取引所(NYSE)、アメリカ株式取引所及びナスダック証券取引所に上場される一部の優先株のパフォーマンスを測定する。同インデックスはインデックスプロバイダにより指定された最低価格、出来高及びその他の要件に達した時価総額が1億ドル以上の優先株を含む。同ファンドは総合金融、銀行、不動産、保険、ユーティーリティー、自動車と部品、資本財、電気通信サービス、エネルギー、S-T証券、及びその他のセクターに投資する。同ファンドの投資アドバイザーはBlackRock Fund Advisorsである。”
出典:SBI証券
増えもせず、減りもせず
次に2008年からのチャートを見てみます。
リーマン・ショック時には大きく値下がりしています。将来、市場が暴落した際には、釣られて大幅に下げるのかもしれません。その点ではBNDなどとは違って、債権的な捉え方はしにくいように思います。
その後回復してからは実に8年ほど、株価は安定しています。つまり回復して以降は、ほとんどキャピタルゲインを得ることはできていないといえるでしょう。
配当金額
さて、具体的な配当です。
1単位あたりの金額・・・$0.176751
数量・・・51
配当金等金額・・・$9.01
ここから外国源泉税率10%が引かれて、最終的に$8.11振り込まれていました。NISA口座で運用しているため、日本での税金はかかりません。
現在一口$38.84ほどで購入することができます。
PFFのように上げも下げもしない配当利回りの高い商品は、現状のデメリットのあるNISA口座でも大きな力を発揮してくれるのではないかと、私は考えています。ただ市場の暴落時には相応に価格が下がることは覚悟しておく必要がありそうです。