おはようございます。昨日ビエネッタを何十年ぶりか覚えていませんがとにかくとても久しぶりに食べました。記憶の中のビエネッタよりもだいぶ小さく、自分が大きくなったせいなのかビエネッタが小さくなったからなのかちょっと考えてしまいました、モリタシです。
昔は”ビエネッタ バイ エスキモー”とか言っていたんですが、パッケージにはエスキモーの表示はありませんでした。調べてみたところ、エスキモー自体は森永乳業の1ブランドだったそうで、2010年10月からビエネッタ以外の製品も順次森永乳業の表記に変更されていった経緯があるとのことでした。
調べていて初めて知ったのですが、エスキモーのブランドは、1979年森永乳業がイギリス企業で世界大手のユニリーバ(UL)と技術的な提携を結んだ際に作られたそうです。”ピノ”はその当時から現在まで発売されている商品なんですね。
というわけで今日はニューヨーク株式市場でも米国預託証券(ADR)として売買することができる、イギリス企業のUnileverについてちょっとみてみたいと思います。
Unilever(UL)のブランドたち
ユニリーバの抱えているブランドは多岐にわたります。その中から私が日頃の生活の中で目にして覚えているものをピックアップしたところ、6種類のブランドがありました。
・ダヴ
・ラックス
・モッズ・ヘア
ダヴとラックスは主にボディウォッシュ、バスタイム、フェイスケア、ヘアケアなどの製品を発売しています。モッズ・ヘアは全国でサロンの運営と、主にヘアケア製品を販売しています。
・ドメスト
キッチン、トイレ周りの洗剤を発売しています。
・リプトン
こちらも有名な紅茶ブランドですね。
・ヴァセリン
肌の保湿を目的とした商品を発売しています。我がモリタシ家も、子どもが乾燥肌なので朝晩体の至るとこに塗布しています。
テレビのない生活を始めて13年のモリタシが目にする機会といえば、一番が日々の買い物で使っている近所のスーパーでのことになりますが、私が関心のない分野も含めて、それでも目にしたことのあるブランドだけでもこれだけあります。
次の2つは気になったのでピックアップしています。
・ビエネッタ
日本ではなくなってしまったエスキモーブランドですが、その中の商品の一つでしたビエネッタはブランドとして存在していました。
・ブルーエア
こちらはスウェーデンの会社だと思っていましたが、ユニリーバの傘下だったんですね。空気清浄機を開発・販売しています。我が家も一台導入しています。日本の空気清浄機の多機能を目指した方向性とは真逆の、シンプルに空気をきれいにすることを目的とした製品で、その潔さに感心しました。
中国の米国大使館が導入したことでも話題になりました。
もとは石鹸会社とマーガリン会社だった
会社の歴史を紐解いてみると、ユニリーバはイギリスの石鹸会社とオランダのマーガリン会社が合併して誕生しています。このルーツを見ると、これだけ多岐にわたるブランドを抱えることも企業のDNAみたいなものなのかな、と妙に納得がいきました。
現在の利回りをみてみます。
※出典:dividend.com
家庭用品セクターの平均1.75%を上回る、2.97%(税引前)となかなかの高配当です。配当性向(payout ratio)も64.4%と無理がありませんね。業績としては食品の販売数量減少が続いていますが、ブランド力を活かした値上げやコスト削減の効果が出始め見通しは明るくなってきています。
2013年からのチャートです。今年の2月にはクラフト・ハインツ(KHC)の買収騒動から株価は上がってきていますね。
世界的に有名な家庭用品ブランドを多く抱える企業ですので、不況時などには底堅い値動きになる可能性もあります。私も資金に余裕があれば保有してみるのも面白い銘柄かなと考えています。
ではでは、また。