我が家は夫婦ともに今日からお盆明けの仕事開始でした。伴って子どもも今日から保育園スタートで、保育園への送り迎えは私の担当なのですが、今日は思いの外お休みのお友達が多かったのです。まだ連休中のお仕事が結構あるんだなと気が付きました。
というのも、私は車で通勤のため、電車に乗るでもなく、職場も地方都市の田舎なので人通りもそうは変わらないため、実感がまったくなかったのです。
閑話休題。
客観的にみる日本人の金融資産における現金・預金の割合
日本人の貯金好きは色々なメディアでも取り上げられていますのでご存知の方も多いでしょう。では実際どれくらい多いのかということで、アメリカ、イギリス、日本の三ヶ国を比べた資料を見てみます。
それぞれ金融資産の割合は違いますが、日本の金融資産における預貯金の割合ははっきり高いと言えます。
では次に金融資産の増減の推移を見てみます。
三つの国の中で金融資産の増加の割合が一番低いのは日本です。預貯金で金融資産を持っている人が多い日本で、それら預貯金の利率は低金利政策をダイレクトに反映しており定期預金で0.1%前後、普通預金にいたっては0.02%程度と、無いに等しいです。
金利が無いに等しい預貯金に多くの日本人が資産を預けていれば、つまり日本人の金融資産は増えなくて当然だといえます。ここで注意すべきなのは、「減りも増えもしていない」というわけではないということです。預金通帳の数字は減っていなくてもお金の価値は変わるのです。
お金の価値が減る
同じ期間の国立大学の授業料の推移を見てみます。
1995年の447,600円から2005年には535,800円と、約1.2倍になっています。もちろん厳密ではありませんがざっくりといえばつまりこの間、1円も増えなかった資産は83%に価値が目減りしているといえ、例えば1995年に持っていた100万円は2005年には83万円の価値しかなくなった、という見方もできます。
”運用しないリスク”は思った以上に大きいのではないでしょうか。