おはようございます。今年の夏はたしかに暑かったのですが、残暑らしい残暑がないまま秋を迎えるのもなんとなく寂しい気がしています、モリタシです。
昨日(9月25日)付けで新しい個人向けのレンディングサービスが始まっていました。ビッグデータとAI技術を活用したという日本初のFinTechサービス、その名も「AIスコア・レンディング」です。
サービスを提供しているのは、みずほ銀行とソフトバンクが設立した「株式会社J.Score」という企業です。
レンディングサービスとは
一般的にお金を借りるサービスのこと。昨今話題となっているソーシャルレンディングとは、インターネット上で”お金を借りたいニーズ”と”お金を貸したいニーズ”をインターネット上で仲介するサービス。
特徴的なのは貸付の基準となるスコアの算定方法です。利用者が自ら、様々な質問に答える形式でデータを提供します。そのデータをもとに最新のAI技術を活用してスコア化し、そのAIスコアをもとに、それぞれの利用者にふさわしい条件を提示してくれるようです。
ウェブサイトを覗いてみます。
商品の詳細をちょっとみてみます。
貸付金利が0.9%〜となっていますね。そのすぐ下に記載がありますが、みずほ銀行またはソフトバンクとの情報連携により最大0.2%引き下げ、とありますので連携しない場合の最低金利は1.1%といったところでしょうか。返済回数の「100万円超1,000円以下」は「100万円超1,000万円以下」の誤りでしょう。
金利によっては魅力的と言えなくもないですね。もちろん借りたお金をなんに使うのかというと、投資です。
例えば米国のガチガチの債権ばかりを投資対象とするETFにBND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)というものがあります。
2008年〜現在のチャート
この6年は$79〜$85のボックス相場になっています。配当利回りは
昨日現在2.53%です。
例えば”100万円を金利1%で10年で返済”という条件で借りることができて、BNDがその間この6年間と同じ値動きであると仮定します。また、買値が$85、売値が$79という、高値で買って安値で売ったという最悪のパターンでの試算です。
10年後
返済金額:¥1,051,192
(100万円を金利1%で10年で返済、元利均等)
投資金額:¥1,283,836*(79/85)=¥1,193,212
(100万円を金利2.53%で10年で運用。その後値下がり分割り引いた)
概算ですが、¥1,193,212-¥1,051,192=¥142,020
となり、お金を借りて運用しても+¥142,020という結果になりました。
とても大雑把に計算していますので、「ほぅ、そういうことになる可能性もなくはないのだな」とい程度でご覧いただければと思います。
私だとどのくらいの条件で借りることができるのか、データを入力してみようかな。
ではでは、また。